ー Tu peux m’attendre.
C’était le premier jour qu’il tutoyait l’inspecteur, qui n’appartenait pas à son service, et c’était un signe.
(©Georges Simenon : Maigret et la vieille dame; Chap.7)
「君は待ってていいよ。」
彼はその日から自分の部署でない刑事になれなれしい口をきいた。それは一つのしるしだった。
(#59『メグレと老婦人』第7章)
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*メグレの職場では直属の部下には tu で語りかけることが多い。ということは、直属でない場合は vous を使うのだが、今回のように他所に乗り込んで捜査するうちに現地の刑事との仕事が慣れてくると、ある瞬間から親しみが深まって自然に tu を使うようになるのだと思う。
Crédit d’image : L’écran sur Youtube
Téléfilm #16 “Maigret et la vieille dame” avec Bruno Crémer
1995.03 © Dune / France2
Tu peux m’attendre < pouvoir(チュプー・マタンドル)君は私を待っていることが可能だ⇒待っててもいい(現在形)
C’était le premier jour que < être(セテ・ルプルミエジュー・ク)それは~の最初の日だった(半過去形)
il tutoyait l’inspecteur < tutoyer(イル・チュトワィエ・ランスペクトゥー)彼が刑事を君呼ばわりしていた(半過去形)
qui n’appartenait pas à son service < appartenir(キナパルトネパ・アソンセルヴィス)彼の部署に所属していない(半過去形)
et c’était un signe < être(エ・セテアンシーニュ)そしてそれは一つのしるしだった(半過去形)