Il n’eut pas le courage de rentrer déjeuner. Il faisait plus chaud que la veille.
(---) Il alla manger un morceau à la Brasserie Dauphine, après avoir bu,
comme par défi, deux pernods.
(©Georges Simenon :Maigret et la Grande Perche; Chap.4)
彼は昼食に家に帰る気にならなかった。昨日よりも暑かった。 (---) 彼はブラスリ・ドーフィヌに行って、あてつけるようにペルノを2杯飲んでから軽い食事をした。
(#65『メグレと消えた死体』第4章; 原題は「メグレとのっぽの女」)
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*事件の解決の糸口が見つからないままで、午前中を棒に振ったメグレは家に帰って昼食をする気にならず、近くで済ますことにした。のっぽ女との昔の事件を思い出してペルノを飲んでみたのがきっかけで、この事件中はペルノにこだわる場面が数多く出てくる。
Crédit photo : Vue de la place
Dauphine, Paris 1er
@Google street-view
*Il n’eut pas le courage de rentrer
déjeuner < avoir(イルヌゥパ・ルクラージュ・ドゥラントレ・デジュネ) 彼は昼食に家に帰る気にならなかった(単純過去形)
(だいぶ最近までフランスには昼食を自宅に戻ってする習慣があった)
avoir le courage de inf. あえて~する気になる
*Il faisait plus chaud que la veille < faire(イルフゼ・プリュショー・クラヴェィユ)前日よりも暑かった(半過去形)il fait ~ 天候を示す非人称構文
*Il alla manger un morceau < aller(イララ・マンジェ・アンモルソー)彼は軽い食事に行った(単純過去形)
参考再出:manger le morceau(マンジェ・ル・モルソー)白状する
*参考再出:フランス語の慣用表現「その一口を食べる⇒ 白状する」
après avoir bu < boire(アプレザヴォヮール・ビュ)飲んでから
comme par défi(コムパーデフィ)挑戦するように、当てつけに