フランス語で楽しむ「メグレ警視」

メグレ警視の原作本を味読する立場からフランス語の謎解きを試みます

(メグレの日常)日曜出勤

(---) parce que c’était dimanche, on avait l’air de travailler en amateurs.  Peut-être aussi, parce que c’était dimanche, on laissait les portes ouvertes entre les bureaux et, de temps en temps, en guise de musique, on avait les cloches des églises du quartier. 

(©Georges Simenon : L’Amie de Mme Maigret; Chap.7) 

 

(---) 日曜日だったので、遊び半分で働いている感じだった。またおそらく日曜日だったので、部屋をつなぐドアを開け放していた。そして時々、音楽代りに近くの教会の鐘の音が聞こえた。

(#60『メグレ夫人と公園の女』第7章)

 

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*「勤務」という生活を送ったことがある人間にとって、休日に出勤する経験は何度かあるはずだ。場所にもよるが、自宅でくつろぐ格好のままで仕事場の机に座っている仲間の姿は可笑しく見えたものだ。

文中の日曜日、パリ警視庁にはメグレと主だった仲間たち(リュカ、ジャンヴィエ、トーランス、ラポワント)が揃って出勤していた。教会の鐘が聞こえたとあるが、警視庁に隣接するサント=シャペル(La Sainte Chapelle =聖礼拝堂)のも含まれるかも知れない。

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Crédit photo : Vue de la Sainte-Chapelle du côté du boulevard du Palais, Paris 1er @Google street-view

parce que c’était dimanche < être(パースク・セテディマンシュ)なぜなら日曜日だったから(半過去形)

 

on avait l’air de travailler en amateurs < avoir(オンナヴェレー・ドゥトラヴァイエ・アンナマトゥー) 遊び半分で働いている感じだった(半過去形) 

 

Peut-être aussi(プテートル・オッシ)またおそらく

 

on laissait les portes ouvertes entre les bureaux < laisser(オンレッセ・レポルト・ズヴェルト・アントルレビュロ)各部屋をつなぐ扉を開け放していた(半過去形)

 

de temps en temps(ドゥタン・ザンタン)時々 

 

en guise de musique(アンギーズ・ドゥミュジク)音楽の代りに

 

on avait les cloches des églises du quartier < avoir(オンナヴェ・レクロシュ・デゼグリーズ・デュカルチエ)この地区の教会の鐘の音が聞こえた(半過去形)